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みぃ はぃ ゆ~

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2010年 05月 05日

この10日間を振り返る(幸せコース12回目編)

4月24日午後、あわただしく京都入り。
夕飯までに少し時間があったので、
乗るバスを確認してこの日が命日の桜沢如一氏のお墓をお参りする。

バス停の近くにコンビニがあったので
お墓にお供えするお花を買おうとしたけれど、扱っていなかった。

コンビニでお寺の場所を聞き、
入っていいの?というかんじの引き戸を恐る恐る開けて
とてもきれいなお庭でお墓を探すが???

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「あの~、すみませーん」
待つことしばし、お寺の方に案内していただく。

「どこから来たの?」と問われ、思わず引き戸を指さしてしまう。





「あそこを開けて入ってきてしまったんですが、よかったですか?」
「どうぞどうぞ、開けてください(笑)」
「東京から来ました。あの、桜沢先生のお墓は・・・」

「CI協会の方ですか?」と問われ、
「むそう塾の関係なんですが…」と答えたら、むそう塾について尋ねられた。

美風さんとなかがわさんの白木も新しい卒塔婆が見える。
ここまで導いていただいたこと、1年間通えたことのお礼を伝える。
帰り際、桜の木の下の道沿いににたくさんの小さなお墓がびっしり並んでいるのが
何故か気になった。

バス停のそばの、花水木、まだ開きかけ。風が強くやや寒い。

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ホテルに戻って、ロビーの共用パソコンで行きの新幹線で下書き済みのブログ「わたしの原点」を
急ぎの仕事並みの集中力で、大急ぎでアップする。
幸せコース最終回を受講する前に、どうしてもアップしておきたかった2件のうちの
ひとつを脱稿(笑)。ホッ。


もう1件の記事「死んだとき、なんと言われたいか」も、翌朝散歩の後ダッシュでアップ。
これでなんとなく、すっきりと宿題を終えた気分に(笑)。
共用パソコンのあるホテルにした甲斐があったというもの。

それからすべての荷物を抱えて、爽やかな空気のもと、清々しい気分で
大好きな京都の街を感慨深く歩く。ガンガン歩く。
自分の足で歩けることの幸せをかみしめながら、意気揚々とどんどん歩く。

有次さんで小物を購入し修了のご挨拶、
てぬぐいの「てんてん」では開店を待って
卒業式の袴のイメージから矢絣の柄の手拭いを購入。

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川面がきらきらしていて、いろんな思いが立ちのぼってきて顔がほころぶ。
あぁ、この通い慣れた道も、橋も
もう当分来ることはなくなるんだなぁ。


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京都に来る前の、もう終わってしまうんだ、という悲しい気持ちはもう消えていて
清々しく、なぜか誇らしい気持ちも。

まだ時間があったので、一度渡った橋を戻って小川珈琲に入ってみる。

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背筋が伸び、氣が整うのを感じる。
さぁ、幸せコース最終回へ、いざ!





最終回では、いつもと順番が違って
まず、なかがわさんの愛情が目いっぱいこもった福膳と
甘い甘い玄米をしっかりたっぷりいただきました!

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もう、そうそういただけないこの味!
でもどうしても、これが最後という実感がわかない・・・。
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記念撮影も陽気にすすみ、お二人から、幸せコース卒業にあたり
はなむけの言葉をいただきました。

わたしは、美風さんから
「夫婦とは、空気のような存在。
雑草男(甲斐性のある草男)を見つけなさい」

なかがわさんからは、陰陽がいまだにわかっていない私に
「じっくりで良いので陰陽料理を深く理解していって欲しい」
とのお言葉をいただきました!

1年前の写真を見ながらお話を聞き、
みんな、この1年で変わったんだなー、と不思議な気持ちでした。
自分のことはあまり分からなくても他の人のことはわかるものですね。

ずっとやめたかった仕事を辞めたゆぅゆちゃんが
先月と全然違う笑顔と雰囲気になっていたのが特に印象的でした。
ひとは環境次第でたったひとつきでも、こんなに変わるものなんですね~。

この1年、さんざん泣いたくせに
この日は予想に反して最後まで誰も涙なしの日Dでした。
でももし、自分の口から何か話していたら大泣きしていたと思います。

ほんまもんの愛情を注ぎ、見守っていただくということ、
帰れる場所があるということ、仲間がいるということ、
それはこんなにも安心感を与えてもらえるものなのですね。


いただいた記念のお品物!

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こんな粋なことをするんですね!
勉強になります

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そして、この日のお料理のお勉強は糠漬けの理論でした。

去年の糠漬け講習の時よりもいろんな点で
バージョンアップされていました。
さすがなかがわさん、相変わらず研究熱心ですねぇ。

生糠の保存期限、旅行など不在時はどうするか、
夏と冬ではどう糠床を変える必要があるのか、その理由、
空気の出入りが可能にしておくこと等いろいろ教わりましたが、
いちばん印象深く残っているのは
今年の糠はとても甘いことと、その理由です。

なかがわ菌の糠は、びっくりするほど「乳」の香りで、
乳酸菌という名前に納得!!
チーズ好きのわたしにはたまらない芳香です。
これをたっぷりいただいて帰り、これが5月1日に私を救ったわけです。
その顛末は、ひとつ前の記事に記しました。

このとき、ひとつとても嬉しいことがありました。
それはダメ出し覚悟で、去年いただいてその後育て続けていた糠床を一部持参し、
なかがわさんに味を見ていただいたのですが、
意外にも「いいんじゃない?旅行ばかりしているのに、うまいこといってるわ」
と言っていただいたことです。

11ヶ月お世話になった糠床でしたが
もしダメ出しされたら、全部捨てて、あらたにいただいた糠床を育てるつもりでした。
でもOKをいただけたので、新しいなかがわ菌と合体させることに。
美風さんいわく、なかがわ菌はとても強いので
あっというまにゆらら菌を凌駕するとのこと。(笑)

わたしは犬やら魚やら虫やら、育てる系は子どものころから結構好きで、
観葉植物を枯らさないことで感心されることが多いので
乳酸菌とも割と上手く仲良くなれたのかもしれません。
ちょっと自信が持てました。

糠床は合体させると量的にもこれまでの横長の容れ物ではもう入りきらないし、
思い切って、新たに縦長の筒型の7リットル入りの琺瑯容器を購入することに。
近所の、古くからある雑貨店を当たりましたが、残念ながら製造停止の糠床専用容器の在庫は
なかったので、ネットで梅用のを買いました。

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去年、最初は糠漬けで激しくおなかを下していたのに
今や糠漬けが欠かせない存在になるなんて、
おもしろいものだな~と思います。
あきらめずに、食べ続けてよかった!
これによってきっと腸も丈夫になったのでしょう。


こうして、最終回の幸せコースは終わっていきました。
その後京都駅の駅中で、みんなで打ち上げ、
ぼっさちゃん、はいじさん、いろいろご手配いただきありがとうございました。

ちなみに、福膳のおかずと玄米で作ったお弁当は、
翌日でもとてもおいしかったです。
玄米の最後の一口は、夜いただいたのですが
本当に甘くて、最後の最後まで「氣」の力を感じさせていただきました。


1年前、直感だけで京都に通うことを決めたこと、
私にとっては超超大金を振り込んだこと、
往復もものすごい金額がかかっていること、
月曜は始発の新幹線で出勤するという体験ができたこと、
毎月通うだけで体力的に精一杯でもったいなく思ったこと、
でも毎回楽しみで、またとても楽しかったこと、
復習できず、期待したようには料理がちっとも上達しなかったこと、

でも、それでも、あの時の選択は間違っていなかった、と
今言えることがとても嬉しい。

他の人も言ってますが
ほんとに「終わりは始まり」
始めたから、終わりがあるし、
終わったからまた次のステップに進める。
そんなことを今、実感しています。

おっと、ここで大事な話が抜けています。
それは、はなむけの言葉の時、
私のひとり前の人に美風さんが話をされた「姓名判断」の件です。

これがなぜ、私の話になっていったのか、
今思い返してもさっぱりわからないのですが・・・
誰か覚えていますか???

でもこの話はまた次の記事で。

by yuraranote | 2010-05-05 20:42 | むそう塾


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